解説

SIL(セーフティ・インテグリティレベル)とは

国際規格IECで定められたシステムの安全性を示す尺度
安全性の高さによって、SIL1~4の4段階に分けられる

尺度=安全装置が作動失敗する確立

 

SILの安全尺度

安全装置の種類によって規定されている尺度が違う

安全装置の種類

高頻度作動要求モード

→時間単位、日単位で要求される

低頻度作動要求モード

→年単位で要求される

 

SILの安全尺度(装置単体とシステム全体)

装置単位の作動失敗率とシステム全体の作動失敗率

*低頻度要求モードの場合

SIL2の装置1個のシステム

→SIL2のシステム

SIL2の装置10個が独立しているシステム

→全体の作動失敗率=1.0-(1.0-10⁻²)^⁻10≒0.096>10⁻²
→SIL1のシステム

SIL2の装置2個を並列に配置しているシステム

→全体の動作失敗率=(10⁻²)²=10⁻⁴
→SIL4のシステム

 

SILに適したシステム構成の例

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